タイの社内恋愛事情

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「品質管理のあの人いいよね。」「新しく入ってきたあの人が好きになっちゃった。」
社内ではそんな会話をよく耳にします。
「タイ人は簡単に人を好きになる。」「社内で好きな人を作るのが好きだな」と思っていました。
わざわざ社内で恋愛をしようとしているようにしか思えないくらい、そういう話が多いです。

最近、会社を立ち上げた時から働いている古株女性従業員JOYさんが、新しく入って来た新入社員が好きだといい始めました。
でも親子くらいの年の差です。だいたいJOYさんは結婚して子供もいるんです。
私はJOYさんに、常々思っていた疑問をぶつけてみました。
「なんで狭い社内で好きな人を作るの?わざわざ好きな人を見つけているように思うのだけど。そんなに簡単に人を好きになっちゃうの?」
JOYさんから返ってきた答えはこうです。
「だって、会社に好きな人がいると毎日仕事に来るのが楽しくなるでしょ。その人を見てどきどきしたり、やる気が沸くだけでいいのよ。」
なるほど、そういう理由なのですね。

だとしたら、狭い社内でわざわざ好きになる人を見つけるのも納得がいきます。
だけど、そんな軽い気持ちの割には、JOYさんは恋愛話にキャアキャア言って顔を赤くしていました。

そういう風に毎日の励みを求めて社内に憧れの人を作る人もいるでしょうが、そういう軽い気持ちの人だけではありません。

中には奥さん旦那さんがいるのに本気で社内恋愛をしてしまい、問題が起きてしまうこともあります。
このケースは、うまくいかない場合がほとんどです。結末は従業員どちらかが会社を去る形になるので、会社としてはありがたくないケースです。私がタイで働き始めてから、今までに何件かありました。

奥さんが旦那さんの会社での浮気を疑い、会社に偵察にやって来ることもあります。
本当に残業しているのか、土曜日出勤しているのかを確かめに来るのです。
そういった偵察の日に、残業も土曜日出勤もしてないということがあります。
旦那さんが働かずに家にいて、奥さんが働いている場合も同じです。
そういう場合は、旦那さんが残業や休日出勤を許してくれないというケースが多いです。
そう、全般的にタイ人は嫉妬深いのです。嫉妬が原因の殺人事件も絶えないようです。

もちろん、純粋に社内恋愛で結婚したカップルも3組ほどいます。
5年の間に3組ですから、かなりのペースではないでしょうか。
この狭い社内で純粋な恋愛や浮気や軽い憧れまで、タイの社内恋愛充満率はかなり高いですね。