タイの雨季について

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日本の梅雨と違い、タイの雨季の雨は豪快です。
バケツをひっくり返したような雨とはよく言ったものだなと、いつも思います。
「ドシャー」という表現がぴったりです。

雨季に入ると、友達との約束もあいまいになります。
「出るときに雨が降ってなければ」「雨で洪水しなければ」そんな理由ではっきりしないことがあります。
なぜなら一度、雨がドシャーと降ってしまうと、もう外には出れません。
傘なんてただのアクセサリーのようです。足元からびっしょりになります。
雨季の雨はスコールのようにすぐ止むわけではないので、待ち合わせに行けなくなることもしばしばあります。
幸い朝からどしゃ降りというのは滅多にないので、仕事に行けなかったということは今まで経験ありません。

雨が降ると、ところによっては洪水になる地域もあります。
私の家の近くの道路も雨のたびに冠水し、まるで川のようになってしまいます。
それでもタイ人は慣れっこなのか、底をチャポンチャポンいわせながら車でその川を通行します。見ているこちらは本当に大丈夫なのでしょうかと心配になります。
車で通行する以外の選択肢がないので、私も川を車で通行して通勤していました。しかし、何日か経った日に車内のフロアマットの下がびっしょり濡れているのを発見しました。
私が川を運転するときに基準にしているのは、他の車が通っているか通っていないかです。もしかしたらその基準自体が間違っているのかも知れません。
車のない人はバイクまたは徒歩で川を行くことになります。
私は徒歩での川通行は絶対にやりたくありません。
水の中には何がいるか分かりませんし、耐性のない日本人では足に傷があれば確実に膿んでしまうでしょう。
万が一に備えて、車の中には胴付き長靴を置いています。
この胴付き長靴は、2011年の洪水のときに日本から買ってきたものです。
あの時は、以前住んでいたアパートの周辺の道路が乗用車は通行できないほどの川になり、友達と遊びに出かける時はこの胴付き長靴を着て駅まで出かけたものです。
道路をばしゃばしゃ歩く人もいましたが、船で通行している人も見かけます。非日常な道路の風景です。
あの洪水の時は、川になった道路にワニがいたとか、そんなニュースも飛び交うこともあります。
あのような大規模な洪水が再び起こらないといいと願います。

普段の雨ではバンコクはそこまでの洪水にはなりませんが、冠水する道路が出るのはいつものことです。
今年は、地下の駐車場に水が入りこみ、停めてある車30台が水に浸かるというニュースがありました。
今、私の住むエリアでは洪水対策の道路工事をしています。
もう乾季に入ったので、その成果が見れるのは来年です。いい結果になることを祈るばかりです。